昨日のワークショップでのシチュエーショナルアクティビティレッスンのことについて、書いてみます。
ブルース先生が教えたレッスン;
ある女性の参加者が、暗い道を歩いているとき、後ろから聴こえてくる感じがする靴音に恐怖を感じる。以前、お金を取られたことがあるので。ということに対するレッスンでした。
まず最初にしたことは、椅子を並べて道をつくり、参加者がその椅子の横に立ちました。そして音がする靴をブルース先生が探して来ました。それはたまたま、私、新海みどり、の靴でした。そして会場の電灯を消して暗くしました。
その後に、ブルース先生はその女性に「道」を歩くように言いました。そして私に、靴を履いて、その女性の後ろから歩くようにと無言で指示しました。私は靴音をたててその女性の後ろから歩いていきました。
それはその女性が恐怖を感じるのに十分な状況でした。
ブルース先生は、その女性に「8つのディレクション」のことを話しました。自分を中心にして8つの方向を思うのです。8人の方々に協力していただきました。その女性の周りに8方向を向いて立つのです。それだけで、自分自身が安定した感じがすると、その女性は言いました。
少しだけ、ブルース先生が手を使って頭と背骨の関係のワークをしました。プライマルコントロールが整えられます。このことについてはまた書きます。
その後、その女性に8方向を思いながら、歩いてもらい、また私が靴音をたてて後をついて行きました。
その女性は、「今度は自分が安定している感じがつよくあるので、恐怖を感じなかった」と。
面白いですね。自分の「思い方」「使い方」を少し変えてみるだけで、「結果が変わる」のです。
動作を扱うアクティビティレッスンは、マージョリー・バーストが開発したものですが、このシチュエーショナルアクティビティレッスンは、ブルース・ファートマン先生がはじめたものです。
いろんな状況に使えるので、私は企業、職場での「新人研修」「管理職研修」に使えるのではないか、と考えています。
明日は、私がおこなったシチュエーショナルアクティビティレッスンについて、記述してみます。
今日はこれから韓国人の若いアレクサンダー教師の方々とのミーティング、個人レッスンが一人はいっているそうです。夜のフライトなので、観光する時間があるとよいのですが。
「ソウルって広〜い!」ので、どうなるかわかりませんが。